マルケ州
Terre di Serrapetrona
The winery
Terre di Serrapetronaという名は、希少な土着品種ヴェルナッチャ・ネーラが何世紀にもわたって栽培されてきた土地に由来し、Tenuta Stefano Graidiは自社畑のブドウのみを使用して造られるワインのブランド名です。
ワイナリーが大切にしているのは、自然のリズムを尊重し、時間を味方につけること。ブドウが最適な熟度に達するまで待ち、自然な乾燥を経て、樽と瓶の中でゆっくりと熟成させることで、調和の取れたエレガントなワインへと仕上げています。
Story
Terre di Serrapetronaは1999年、セッラペトローナに古くから伝わる土着品種ヴェルナッチャ・ネーラと、その伝統的なアパッシメント製法を未来へ受け継ぐことを目的に設立されました。
2016年にはグライディ家がワイナリーを引き継ぎ、品質向上と持続可能なワイン造りを軸とした再生プロジェクトを開始。ヴェルナッチャ・ネーラをマルケ州を代表する土着赤ワイン用品種として広く知ってもらうことを目指し、栽培・醸造の研究や設備投資を積極的に進めています。2021年からは有機農法へ移行し、現在ではブドウ畑を望むテイスティングルームで、この土地ならではのワイン体験を楽しむことができます。
The Estate
アドリア海から約30kmの丘陵地帯に広がる66haの敷地のうち、およそ20haがブドウ畑です。その約80%には、この地を代表する土着品種ヴェルナッチャ・ネーラが植えられ、ペコリーノ、ソーヴィニヨン、サンジョヴェーゼも栽培されています。
畑はオリーブ畑や森林、小川に囲まれた小区画に分かれ、生物多様性に恵まれた環境を形成しています。南から南東向きの斜面、昼夜の大きな寒暖差、アドリア海から吹く風、そして泥灰質・石灰質土壌が、有機栽培に理想的な条件を生み出しています。敷地内にはアグリツーリズモも併設され、宿泊や郷土料理を楽しむことができます。
The Cellar
ワイナリーでは、ヴェルナッチャ・ネーラを中心に、伝統的な三次発酵製法による赤のスパークリングワイン**「Vernaccia di Serrapetrona DOCG」と、「Serrapetrona DOC」**のスティルワインを造っています。
ワイナリーの哲学の核となるのがアパッシメント製法です。ブドウを自然乾燥させることで複雑な風味を引き出しながら、ヴェルナッチャ・ネーラ本来の果実味やフレッシュさを大切にしています。また、地域を代表するワインに加え、白ワイン、ロゼスパークリング、赤ワイン、甘口の赤パッシートなど、多彩なスタイルを通してヴェルナッチャ・ネーラの魅力とセッラペトローナの個性を表現しています。

